今回は北海道檜山郡厚沢部町産オオクワガタです。
この産地は3系統飼育しています。
勝手にA系統、B系統、C系統としていますが
いずれも北海道の友人が採集したオオクワガタの累代品で本物の北海道産です。
A系統は持ち腹からの累代品
B系統は持ち腹からのF1にワイルド♂をかけた累代品
C系統はA、Bと違う♀の持ち腹からのF1にワイルド♂をかけた累代品です。
C系統の1頭だけF2で75mmが羽化しています。
それ以外は71mm以下です。
F1、F2と飼育してきての感想ですが、北海道産はセミ化(蛹化しない)するものが多いですね。
友人に聞いてはいたのですが、今まで飼育してきたオオクワガタとは明らかに違います。
特にF1時は半分がセミ化しました。
F2ではF1よりはセミ化しなかったのですがそれでも販売できるほどの成虫が羽化してきませんでした。
累代が進むとセミ化も少なくなるのではと予想していますがF3では何頭が羽化してくれることでしょう。
蛹化させるには蛹化間近に菌糸ビンを交換しいっきに温度変化をつけることです。
本州のオオクワガタは気温が徐々に上がると蛹化しますが北海道産は温度を一気にあげないと蛹化しないものが出てきます。
幼虫が一番多いB系統の三令ペアを近々販売予定です。
友人から譲り受けて5年目でやっと販売できるまでの数になりました。